高校生によるビブリオバトル・リーフレット表紙イラスト
高校生によるビブリオバトル・リーフレット表紙イラスト
ここ数年、高校生によるビブリオバトルのリーフレット表紙イラストを担当させていただいています。
クライアントは、毎年お花見をご一緒する出版社さん。いつも自由に描かせていただき、本当に楽しくお仕事しています。
もともとはデジタルでの制作が中心でしたが、どうしても手描きの水彩で描いてみたくなり、「かなり雰囲気が変わるかもしれませんが…」と提案したところ、快く受け入れてくださいました。信頼いただけて嬉しい限りです。
本来イラストレーターは、クライアントの期待を裏切らないことが大切ですが、私自身が楽しめなければ良い作品にはならないというジレンマもあります。
近年は水彩の魅力にすっかりはまり、多くの作品を個展で展示することもできました。やはり手に取れる形で残る作品は良いものですね。デジタルは便利ですが、物理的には何も残らないので。
さて、今回のリーフレットでは「本が海を泳いでいる」というテーマをいただきました。「本が?海を?」と不思議に思いつつラフを描いたところ、長細い紙面の形を活かし、深海の生き物たちとゆらゆら泳ぐ本という構図に。文字を配置するスペースも確保でき、結果的によかったと思います。
来年はどんな提案がいただけるのか、今からわくわくしています。
ところで私が学生の時代には「ビブリオバトル」というものがありませんでした。私は本を読むのが大好きでしたが、もしも自分が読んだ本を熱く語るこのような会があればどんなに楽しかっただろうかと思います。その頃は「推し」という言葉もありませんでしたが、存分にこの本の魅力を語っていい、しかもバトル形式だよといわれれば参加するより他にありません。
高校生だけでなく、大人も参加できるビブリオバトル、誰かつくってくれないかな。。
最近みなさんはどんな本を読みましたか?私は本を読む、他に「聴く」ことも増えました。Audibleというアプリで家事をしたり散歩したりするときに聞いています。その中には作家さん本人が読んでいたり、女優さんや声優さんが読んでいたりするものがあり「本を読む」行為とはまた別の味わいかたがあります。
しかしもちろん手にとって自分のペースで読むのはとても楽しいので全てが聴くことにはならないですが、最近老眼が進んで小さな文字が読めなくなったことが悩みのタネです。。老眼鏡かわなければ。。
さてさて今週は個展ウィークです。お盆休みの最後の週末、もしご予定なければお越しくださいね。
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