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Yuko Shimizuさんと木内達朗さんとHiromichiitoさんと|新年イラスト談義

世界を代表するイラストレーターに聞いた現在のイラストのこと

 

先日、Newsweek Japanが世界が尊敬する日本人100にも入っている文字通り「世界のYuko Shimizu」さんと、日本でも世界でも活躍されている木内達朗さんと、同じスタジオのHiromichiitoさんとで新年お寿司を食べる会に参加させて頂きました。

 

以下、3人の簡単な略歴です。

 

Yuko Shimizuさん

http://yukoart.com/ YUKO SHIMIZU (清水裕子) is a Japanese illustrator based in New York City and instructor at School of Visual Arts. Newsweek Japan has chosen Yuko as one of “100 Japanese People The World Respects(世界が尊敬する日本人100)” in 2009. Her first self-titled monograph came out in 2011 (Gestalten), second monograph Living with Yuko Shimizu was released from ROADS Publishing of Ireland in 2016. Other books include: A Wild Swan (collaboration with author Michael Cunningham, FSG, 2015) and a multi award winning children’s book Barbed Wire Baseball (written by Marissa Moss, Abrams, 2013).

 

木内達朗さん

https://tatsurokiuchi.com/ 1966年東京生まれ。国際基督教大学教養学部生物科卒業。材料が安いから君はこれにしなさいと言われ、ゴキブリを飼育して卒論を書く。生物学における理想と現実のギャップに憮然として渡米。イラストレーションの勉強を始める。アートセンター・カレッジ・オブ・デザイン、イラストレーション科卒業。二億枚刷られたというイギリス・ロイヤルメールのクリスマス切手、世界中の店舗にて展開されたスターバックス・ホリデーキャンペーン、ニューヨーク・タイムズ、ボストングローブ、ワシントンポストなどのイラストレーションを手がける。2013年にはアメリカのGolf Digest誌より依頼され、オーガスタに赴き一週間滞在して取材、帰国後イラストレーションの制作をする。2018年にはサッカー・ワールドカップ・ロシア大会にて各会場のビッグスクリーンに放映されるFIFA公式のSNSプロモーション用アニメーションを制作。他に雑誌挿絵、池井戸潤氏の半沢直樹シリーズ、下町ロケットシリーズを含む書籍装画、絵本など多数。マンガ作品に「チキュウズィン」がある。ブラティスラヴァ世界絵本原画展、ボローニャ国際絵本原画展入選。講談社出版文化賞さしえ賞受賞。ソサエティ・オブ・イラストレーターズ/金メダル・銀メダル。東京イラストレーターズ・ソサエティ会員。イラストレーション青山塾講師。ペンスチ主宰。

 

ヒロミチイト・hiromichiito

https://hiromichiito.com/ 1971年 三重県生まれ。現在は東京在住。 Academy of Art University 大学院 Illustration科卒業 東京イラストレーターズ・ソサエティ- TIS 会員 文星芸術大学 – 非常勤講師

 

その時の会話や、私からのインタビューの様子が以下の動画です。

 

以下、動画の目次です。

 

・他のイラストレーターを真似してしまうことについて

・アメリカのコンペについて

・絵の器用さと不器用さ

・Gérard DuBoisというIllustratorについて

 

 

では、最初のイラストを真似してしまうことから書いていきます。

 

私も十分に心当たりがあるのですが、尊敬しているイラストレーターの絵を模写してみたり、ちょっと部分的に真似してみたりして個人的に作品をつくって、それくらいならいいんですけど、全体的に雰囲気も形も線も色も、描いている内容までパクって正々堂々と自分の作品として発表してしまったり、はたまた仕事にまで使って報酬を得てしまったり、、、みたいな。その作品をみたオリジナルのイラストレーターは当然ながら戸惑いますよね。

 

お二人は人気Illustratorなので真似されてしまう経験がたくさんあるそうです。しかし、

 

 

コピーされたのは(作家)本人が悪いわけじゃない

 

そりゃそうですね!じゃあ、誰が悪いのか、

 

YukoShimizu,木内達朗

 

コピーする人と、リサーチしすぎな若者が悪い

 

です。これもそりゃそうだーですね。

 

でもこんなこともおっしゃっています。

 

・学生のうちは誰がどんな仕事をしているか知らなければいけないのでリサーチは必要

・イラストをコピーすることも勉強のうち

・でも、一度プロになってしまったら他の人の絵をみるのはやめて自分の絵に集中すべき

 

私はもちろん学生ではありませんが、やっぱり人の仕事はめちゃくちゃみてしまうのでどきっとしてしまいます。。あとこの時代になると、インターネット上に素晴らしい作品はたくさんあるのでその画像をひろってきて、Photoshopでトレースしたりなんて簡単にできてしまうのでみんなやりがちですよね。いや、やったらいかんよ!(学生のうちはそれも勉強なのでok.)

 

 

 

アメリカのIllustrationコンペについて

 

アメリカの代表的なコンペは以下の3つだそうです。

 

Society of IllustratorsのILLUSTRATORS

Communication ArtsIllustration Annual

American Illustration

 

・ILLUSTRATORS

入選すればNYのギャラリーで展示がある。

締め切り10月

 

・Illustration Annual

締め切り1月

 

・American Illustration

北米での仕事、もしくは北米にレップがいる人しか応募できない。

締め切り2月

 

 

それぞれに、歴史や難易度がありそうです。詳しくは、木内さんのBlogから。

 

しかしあんまり深く考えずに、がんばって応募してみたらどうでしょうか?私はCAの締め切りが偶然来週だったので、まったくなんの策もなくエントリーページから応募してみました。サイトはとてもよくできていて、基本的には名前、住所などを打ち込んで作品をアップロードするだけです。決済方法はクレジットなどありますが、PayPalが簡単で安全だと思います。絶対に通るわけないけど、応募しただけでなんとなくアメリカの空気感を味わって自己満足してるのは私だけ、、か。

 

こういうのって、英語が障壁になって応募できない人が大多数だと思うのですが、まじで全然たいしたことないですよ。グーグルの翻訳とかいろいろ使って応募してみるといいですよ。応募することで、どんな作品が入選しているんだろうとか、アメリカのイラストレーション市場ってどんなんだろうかとか、身を以て知ることができます。

 

千里の道も百歩から、海外での仕事はコンペ応募から、と挑戦してみてはどうでしょうか??

 

 

 

 

器用な絵と不器用な絵について

 

絵が上手い人って本当にたくさんいますよね。SNS時代、Twitterをちょっとみるだけでもありえない正確さや描き込み、デッサンすごい、、足元にも及ばん、、みたいな若い人多くて落ち込みます。でも、絵ってうまいだけじゃだめみたいで、yukoさんのこの言葉には勇気づけられました。

 

YukoShimizu,木内達朗

不器用って重要じゃない?

 

えっそうなの??不器用ですがいいんですか??

 

なぜなら、

 

YukoShimizu,木内達朗

 

最終的にはどんなに心に残る絵を描くかだから、器用で上手い絵はこころにひっかからない

 

故に不器用さは大事だということです。技術的に上手くても、心がないと惹かれる絵にはならないということですね。なんか希望がもててきました!

 

 

 

 

 

Gérard DuBoisについて

 

Gérard DuBoisというイラストレーターを知っていますか?

 

Gérard DuBois

Gérard DuBois

 

NYタイムズやマガジン、本のブックカバーや広告、日本では三越のクリスマスキャンペーンのIllustrationなど幅広く世界で活躍しているカナダ在住のイラストレーターです。

 

ちょっと太っちょなキャラが特徴で、風刺やパンチの効いた批判、コンセプチュアルな表現を得意としています。

 

今回動画のなかでhiromichiitoさんが取り上げたイラストはこちら。

 

Gérard DuBois

 

男女における「結婚感」の違いが一枚のIllustrationによって端的に説明されているといいます。

タキシードの先がペンになって、女の人のドレスは真っ白の絵の具のついた刷毛になっていますね。

 

つまり、

 

男の人は過去からずっと描き続けるけども、女の人は過去を消して未来を生きる

 

つまり、

 

男の人:過去を忘れない

女の人:過去は忘れて未来だけ生きる

 

 

の違いを表した知的で素晴らしいイラストレーションだといっています。

 

すごいですね。こんなに難しい人生のテーマを一枚の美しいイラストレーションで説明できるってすごくないですか。

 

技術的にももちろんそうですが、相当頭がよくないとできない仕事だと思います。

 

私は人生において一枚だってこんな知的な絵がかける気がしません(いや、がんばれよ!)

 

 

今回長々と書いてしまいました。最後まで読んでいただいてありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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