絵本制作しています

 

最近はずっと来年刊行予定の絵本の制作をしています。

 

といっても9月は絵本以外のことがとても忙しいのと、一つ単行本の表紙の仕事をしていたので頭がそちらの方に飛んでしまってなかなか絵本の世界に戻ってくることができませんでした。

 

絵も物語も描いて、書いて？いるので、断続的に毎日その世界の中にいないと難しいなぁと思ったのでした。

 

並行していろいろな仕事をする人もいますが、どうも私はそんなに器用ではないようです。

 

全体を見ながら描き進めて、ある程度固まってくると全部のページを出力して床に並べて俯瞰してみてみます。

 

文章や絵のバランスをみながら少しずつ進めていくのが性にあっていて楽しくもあるのですが、あまりにも地道すぎて、そして最近は夏の戻りが暑すぎてなかなか進まなかったりしてかなりイライラします。

 

 

 

絵本の仕事を得るには

 

絵本の仕事を得るのは難しいと思います。

 

私自身絵本をつくってみたくて、絵本をつくる教室にいったり、出版社に売り込みにいったりしましたが叶うことはありませんでした。

 

過去に一つ、すごく絵本がつくれそうなチャンスが巡ってきたときがありました。

 

友人の日本人画家が、有名な絵本の出版社の社長さんを直接紹介してくれて、食事会までセッティングしてくれていたのにその時私は忙しすぎてドタキャンしてしまいました。

 

それからしばらく経って、その方にお会いする機会があったのですが、作品の意図があまり伝えきれず、また私のラフもかなり稚拙だったので叶うことはありませんでした。

 

なので、絵本をつくるにはどうにかして編集者さんの方から声をかけてもらうか、コンペに入るかしかないかもしれません。

 

私の場合は幸運にも去年の個展でちょっと声をかけてもらい、このチャンスは絶対に逃してはならないと感じたので全力で物語とラフをつくりました。

 

それから何度も何度もなおして、（もう絶対にこのチャンスを逃したくないと毎回強く思っていました。）

 

「これで来年出版しましょう！」

 

といっていただけました。

 

 

絵本を作りたい人や出版したい人がたくさんいるのは知っています。でも、その気持ちだけではなかなか叶わないのが悲しい現実。。それはどんな種類の仕事でもいえることですよね。でも、そこに向かう強い気持ちが大事なのかなぁと思いました。

 

今年と来年の少しは、この仕事に全精力を注ぐつもりでがんばります。