イラスト制作過程
私のイラストの制作過程をメモとして描いてみます。
目次
昔、というか今もですが絵を描くときの決まりごと、明暗や色や遠近法やその他いろいろ難しいことを守るのがなかなか苦手です。もともと脳が理系でないので、直感的に描くのが好きなのですが、素晴らしいイラストレーションをいろいろとみているとさすがにめっちゃいろんなことが考え抜かれてるなぁと思うので私もそれにトライしてみました。
でも全く何にも考えずに描く方が多いし、自由だし好きです。今回はそれをぐっとがまん。
1.参考資料の写真を決めます。
この写真は、5年前くらいにAirbnbでよしこさんという伊豆で別荘を同居型で貸してる方のお家へ、日本画家の友人と娘といった時の写真。お家がとても素敵なのと、明かりがぽんとついていて、周囲を照らしてるような絵が描きたかったので選びました。
2.Sketchを描きます。
iPadのプロクリエイトというソフトであんまり何にも考えずにSketchを描きます。
遠近とか正確さとか考えずに、逆にうまく描けない不器用な線とかがいいのかなー、とか思ってます。
3.青と黄色を基調に色を置きます。
これまたテキトーに色を配置します。難しく考えると自分の好きなものから離れて行く気がするので、この段階ではただ単に好きな色を置いていきます。デジタルだからあとでなおせるし!
まぁ、テキトウですね!適当っていうか、自由ね。
この時点で、奥の女性を消すことにします。
なんとなーく、女性が二人向き合ってたほうが意味深な絵画になるような気がするので。しかも、ただの女性でなくて子供と大人、親子でもないし、姉妹でもないような雰囲気。
4.青と黄色のカラーパレットを作ります。
今更ですが、なんで青と黄色を選んだ買ったいうと補色だからです。
あ、でも今みると青の反対にあるのは黄色でなくてオレンジっぽい色だった。黄色の補色は紫なんだ。。
色というのは、単体でみるのではなくてその色と隣合わせに来る色によって見え方が決まるんですね。今回はよりドラマチックにみえるようにカラーパレットの対局周辺にある青を黄色を選びました。
それで、その色の彩度と明度を調整した色を左端に置いてみました。
この中から色を選んで、なるべく多く使わずに絵を構成していくことにします。
5.いらないものを削ぎ落として絵を完成させる。
時間を描けて影描いたり、光の影にこだわって描いてみたりしましたが、結局絵がうざくなって重くなってるよ!と一人突っ込みいれて修正していきます。
でも、時間かけて描いたのを消すのってなんか勇気いるんですよね〜。そのエンジンがかかるのって数日置いてからな気がします。
自分では「完成した!これは最高のイラストだっ」って思っても2,3日たってからみると「全然あかんやん!」ってだいたいなります。修行がたりませんね。
でも、こうやって時間かけて絵を「育てていく」感覚って好きなんです。今はコロナのせいでもうできなくなってしまったけど、同じ絵を自宅や、アトリエや、カフェなんかで場所を変えて描くのも好きです。場所が変わると絵を描く意識も変わってアイデアも出てくるんですね。
6.完成
時間かけて描いた影や、その他諸々を思い切って消して、シャープな線にしました。
ライトの明かりが床に落ちてる明かりも結局二色だけで描きました。
何を持って完成にするか難しいし、まだ直したり工夫したりできるとことろもあるかもしれないですけどね。
補足:YouTubeで画面録画してみた。
一部ですが、YouTubeで画面録画してみました。
なんか、もっと有益なこととか面白く編集したりしないといけないのかなって思ってましたが、だんだんめんどくさくなってきたので、自分のチャンネルだし、自分のブログだし、自由にやればいいか〜とこっちもテキトウになってきました。
最近は子供たちを撮影した動画のほうがコメントもついたりして人気なんですよね〜
https://www.youtube.com/channel/UCTjCmCalkQiyIXRXsJ7Dh4Q
それでは!
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Kanako Okamoto
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