最近描いている油絵のこと、制作過程
最近描いている油絵のこと、制作過程
長らくいろんなことがあって自由に絵を描けなくなっていました。
仕事じゃなくてプライベートな絵って私の場合メンタルがそれなりに整わないと描けないです。
特に、2012〜2017年の二回目の出産にかけていろんなことがあったりホルモンバランスだったりで気持ちに余裕がありませんでした。
仕事の絵や、個展の絵は描けるのに不思議ですよね。
あと絵以外の副業を見つけたのも大きいです。「ほんとうに自由に描いていいんだ〜」と解き放たれた感じがします、この気持ちって何年ぶりだろう。
絵を描くプロセス
私の場合、絵を描くプロセスが他の人と違ってかなーり適当なんですけど個人的なメモとして書いておきます。
昔、抽象画を描いていたのですがそれがベースになっていると思います。
キャンバスはF10を使用しています。世界堂で買うと持って帰るのが大変なのでいつもまとめ買い。
キャンバスにジェッソを塗ります。ジェッソで固めたキャンバスの上に広がるアクリルが好きなのでこの作業は絶対にします。キャンバス地だけだと絵の具が深くしみてしまって思うように生きません。
ジェッソはホルベインのMを使用しています。
資料となる写真を何枚か用意して、少しだけ鉛筆で形を取り、あとは思いのままにアクリル絵の具でばーーーっと描いていきます。このアクリルでラフを描く感じの自由な気持ちを次の段階に活かしたいのでどこまでも自由に描きます。次に使う油絵の具はアクリルほど自由に描けないのでいつもこの下絵を描く時の気持ちを大事にしています。
一日乾かしたら今度は油絵で描いていきます。
抽象画に仕上げるつもりでしたが、女の子を描き足してどんどん描いていきます。
完成です。(全部で5日くらい)
私にとって絵を描くといくこと
描いているときはただただ絵の中に入り、絵と対話し、とても静かな時間が流れます。この感覚はデジタルで描いているとやってきません。
マインドフルネスとか瞑想ってはやってますが、私は絵を描くという行為でこれを達成できている気がします。
生きているといろんなことがあって、なかなか個人の力で立ち向かえないことや悲しみや不安、怒りといった負の感情が時に現れ混乱することがあります。
絵を描くことでしばらくはこの荒波から遠ざかり、自分の世界にひたり、落ち着きを取り戻してまた日常に戻る。そうすると不思議に混乱は消えて、冷静に物事に対処することができるんですね。
絵を描き始めたのは30歳になってからだったのですが、もしも絵を描いていなかったらどうやって日々を過ごしていたのだろうか、、と思うと怖いくらいに絵を描くことが私の人生で必然になっています。
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Kanako Okamoto
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