自宅シェアハウスに2年も住んでくれたゲストのこと
自宅シェアハウスに2年も住んでくれたゲストのこと
自宅の一室をリノベーションしてシェアハウスをやっています。
家族四人に対して一人のゲストという形なのでシェアハウスでなくてホームステイというべきなのかもしれませんが。
2014年頃からはじめたので今年ではや6年目になります(はやっ)
最初はAirbnbで短期ゲストを滞在させていたのですが、いつ頃からか3ヶ月の旅行ビザで滞在するゲストが増え、しかも同じ人が毎年来るようになり住宅宿泊事業から短期の賃貸契約に乗り換えました。
2年も住んでくれたメアリー
メアリーがはじめてうちに来てくれたのは、2019年の7月のことでした。
ちょうどその前に三ヶ月滞在してくれたMikeがカリフォルニアに帰って、テキサスから入れ違いでメアリーがやってきました。
極端に細くてモデルみたいにかわいらしくて、エンジニアで全然日本語が喋れませんでした、笑。
長時間のフライトで疲れているはずなのに、背負ってきた大きなリュックの中から息子への消防車のおもちゃを真っ先にくれたメアリー。あー、いい子だなぁ、仲良くなれそうだなぁとその時一瞬で思ったのでした。
初対面で息子は、その風貌(金髪の背の高い外国人)に怖がっていたんだけど、すぐに打ち解けて大の親友のようになりました。
保育園から帰ると、すぐに「メアリー!ただいまー!」と叫んでいましたっけ。(そしてそれは今でもです。)
当時私のパートナーは平日は家におらず、地方で仕事をしていたのですが、平日一人でいる不安はメアリーがいることでだいぶ心強く過ごせました。
他にも同居型でエアビーとかシェアハウスをやってる人が、
「家に人がいてくれてありがたい。」
というのを聞いたことがあります。
いろいろネガティブな意見はありますが、単純に家に人がいるというのは安心する、私なこの意見です。
とにかくメアリーとは私と私の家族とたくさんの時間を過ごしたし、いろんなところへ行ったし、2年に渡って私と彼女の間でおこったいろいろなことを共有してきました。
それから、彼女は日本が大好きで絶対に日本で労働ビザをとりたいという気持ちが強く、何社も日本の会社を受けて最終的にとてもいい企業に入社するという偉業を成し遂げました。
しかしここに至る道が簡単ではなくて、みんなでいちいち一喜一憂したり、次の面接へ進むたびに小さなお祝いをしたりしました。彼女の能力からしたら、日本でエンジニアの職を得るのは簡単だったかもしれないのですが、コロナで面接が全てオンラインになったり、不況だったりと道は険しいものでした。
今回メアリーがお家を出るのは新しくできたボーイフレンドと一緒に住むからなのですが、その時も娘のように彼氏をお家に連れてきて挨拶をしました。
あー、娘ってこんな感じなのかしら、と将来起こることの練習になったようでした。
子育て世代に相性のいいシェアハウス
これもよくいわれていることですが、シェアハウスと子育ては本当に相性がいいです。
子供って当たり前ですがいろんな人と触れ合ったほうが絶対にいいのですが、かといって全ての人が子供好きだとか、子供と遊ぶ時間がある人だとは限らないですよね。
でも「子供がいます。」とちゃんと募集サイトに書いておけば、子供が好きな人しか来ません。
なのでゲストは積極的に子供に関わってくれます。
私は当時シングルマザーで上の子供が5歳のときから民泊をはじめましたが、来てくれるゲストには本当にたくさん育児を手伝ってもらって感謝しています。
シングルマザーが家で一人でいる寂しさも解消してくれたように思います。
ほとんどの人が
「知らない人を家に泊めるなんて危険!」
とびっくりするのですが、はじめにIDもパスポートも提出してもらって、事前メールも入念にしているので全然怖いことがありません。
それよりも、こんなゲストの方が身一つで来ているわけですから、信頼してもらって嬉しい限りです。
まとめ
シェアハウスというのが生き方として染み付いてしまったいる私ですが、子供たちも生まれながらにしてこの方針についてきてくれています。
一人っ子で共働きだった両親のもとで育った私はいつも夕ご飯を食べる相手はテレビでした。
暗い部屋で、テレビの明かりだけで食べるご飯。
そんな寂しい原体験が今の生き方につながっているのかもしれません。
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Kanako Okamoto
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