しらこさんの展示にお邪魔しました|プロクリエイトで絵を描きながらインタビュー
しらこさんの展示にお邪魔しました
この記事の概要
・「ひとりでも楽しい」個展動画
・私がしらこさんを知ったきっかけ
・イラスト制作のプロセスなど
・インタビュー内容について
・私が思う今後のしらこさん
HBギャラリーで展示をされているしらこさんの展示「ひとりでも楽しい」にお邪魔しました、という動画をYouTubeにアップしました。
今回しらこさんは初個展だということですが、はじめてとは思えない作品の完成度と仕事量。
私がしらこさんを知ったのはインタビュー中にもありますが、Behanceというサイトでした。(リンクからしらこさんのページに飛べます。)
初期のこの絵が目をひきました。
単純にみるととても雰囲気のある湖畔に佇む少女の絵ですが、ここに至るまでの過程の説明が尋常ではありませんでした。プロセス解説がすごいんです。それに加え相当なトライアンドエラーを繰り返していてびっくりします。
色や人物の変化を加えたり、消したり、あと明度や彩度、色のパターンまでものすごいこだわりで絵を仕上げていきます。
私、しらこさんの倍くらい生きてますけど彼のようにこだわって絵がかける領域までいけるかというととても疑問です、、(いや、がんばれよ。)
それで今、しらこさんのこと思い出して調べてますけど、インタビューの直前くらいまではうろ覚えだったのでこれだけすごい人だと知っていればあんまり無邪気に質問できなかったかもですね。
だから何も知らないままに聞けてよかった。ほっ
若いイラストレーターにもたくさんお会いしてきましたげど、彼のような空気感の持ち主は少ないと思います。圧倒的な知識量と勉強量からか、イラストレーターとして生きていく「焦り」みたいなものが全く感じられないんですね。
仕事もありつつ、勉強もしつつ、バランス感の優れた方のようにみえました。
絵を描いていくにはメンタル面でもいろいろなバランスが整わなければいけないのですが、そういったこと全てクリアしてるように私には感じられました。
今回初個展ですが、どうですか?と聞くと
「楽しいです。」
とのこと。これからも展示はしていきたいとおっしゃっていました。
ギャラリーにあったミモザの花越しにとれた写真が素敵だったので、このようなサムネイル写真を撮ったらどうかと提案しました。
それで撮ったのがこの写真。
背景にならぶ絵たち。
この日はオープン時間に行きましたが、Twitterをみてやってきた女の子がすでにお二人おりました。で、写真の許可をもらいました。
しらこさん的にはこの絵は触ってほしいそうです。ちょっとエンボスがかかった仕上がりのプリントです。
写真では分かりづらいか。。。
それでiPadで絵を描きながらお話をお伺いしました。
インタビュー内容をまとめ
・カフェで描いたりする(とても集中できる)
・ブラシは自作
・微妙な色をとって重ねて描いていく
・補色を意識しながらその中間の色でなじませる
ですが、詳しいことはしらこさんのnoteに全部書いてありますのでこちらをどうぞ。
ベランダの影色になぜ緑を使うのかと聞いたところ、植木(画面にはありませんでした)の緑が反射して写っている設定、と答えられたのが印象的でした。
この時描いた絵はこちら↓
植木がたくさんできてる。そして、影色の緑は控えめですがほんときれいですね。
こちらの絵の設計も、ベランダの写真をとるところから書いてあって感動ものです。
今回すてきな若者に出会い、有意義な時間を過ごさせていただきました。
しらこさんはこれからも勉強したり旅をしたり、英語でもたくさん発信されてるので海外のお仕事もされていくのだろうと思います。
そこにはあまりあまりネガティブな感情はなくて学ぶことや絵を描くこと、仕事での出会いややりとり全てに喜びを見出して丁寧に記録し、私達にも共有してくださるんだろうなと勝手に想像しています。
ただ一つ疑問なのが、「しらこ」と検索すると脳みそのような白い物しかでてこないことです。このまま「しらこ」でいくのかな、、海外だったら関係ないと思うけど。
そこだけ心配になりました。(なんやそれ)
ちなみに私もiPadで絵を描きますがこのような保護シートを貼ると本当に紙に描いているかのような描き心地になりますよ。
関連情報
Kanako Okamoto
Hello! I'm freelance illustrator based in Tokyo.
お仕事のお問い合わせはお気軽に。
屋号 | SpringRoll / Kanako Okamoto |
---|---|
営業時間 |
10時~17時 定休日:土日祝日 |
info@kanokookamoto.jp |