Netflix「ザ・サーペント」みた感想とあらすじ
Netflix「ザ・サーペント」みた感想とあらすじ
Netflixの「ザ・サーペント」みました!
面白くてパートナーにも勧めたのでこの長いエピソードのドラマを最初から最後まで二回もみてしまいました。。
私は個人的にはハラハラドキドキするのがすごく苦手なので、一度全部みてあらすじ知ってから見るのは心が平和で、このドラマがいかに作り込まれているかを確かめるのにもよかったです。
毎回流れる予告映像で、大きな蛇がヨーロッパからアジアの方へうねうねと大陸横断していく様子が映し出されるのですが、サーペントが大きな蛇とか得体のしれない未確認生命体という意味らしくて、まじでこの物語を象徴する映像になっています。
主人公のソブラジとマリーは大陸を横断しながら旅行者を騙して殺しながら生活の糧を得て生活するので、あー、この人間なんだかなんだかわからない生き物は人の血を吸いながらうねうねと生きているんだなぁと思いました。
ソブラジという男
ソブラジは完全にぶれることのない冷酷な殺人鬼なのですが、マリーはそこまで悪人になりきれず、人間的な良心の呵責に悩まされたり、そのことを日記に書いたり、自分の中に存在する二人の人格に問いかけたりします。
その複雑な迷いが演技に出ていてすごくいいのです。手下役のアジェイもマリーほどではないですがそこまで悪人になりきれず、最初の殺人は戸惑っています。アジェイはかわいらしい白人の旅行者と恋に落ちてしまい、そのことでソブラジから責められたりします。
ソブラジ曰く、有色人種の自分たちとは違い白人はファッションアクセサリーのように(旅行中一時的に)自分たちと仲良くし、また白人の世界に戻っていくといいます。旅において有色人種たちと仲良くしたことをファッショナブルな経験として持ちはするけども、その後生きていくのは同じ白人の中だといいます。相当な差別意識のもとで育ったようです。
最後の方はマリーとアジェイでどちらがソブラジのパートナーとして必要なのか争ったりします。
こんな悪人と一緒にいることだけでも不思議なのに、なぜこんなにまでソブラジと一緒にいたいのか、彼に必要とされたいと思うのか不思議なところです。
そう、本当になんでそこまでソブラジって魅力的なんでしょう。。。??
ただの詐欺師のおっさんやん、そんなかっこよかったのかな???
タイでの二股されてるとわかってて交際してた女性とか、刑務所はいってからのソブラジの後始末や宝石のバイヤーまで引き受けるし、軍人のお父さんに頼んでソブラジになにかと有利になるよう働きかけたりするんですよ、、なんで??
旅行者も次々とひっかかって、大事なパスポートやら荷物やらソブラジに預けてまんまと罠にひっかかります。
現在拘束中のネパールでは、あんなにひどいめにあった前妻がいろいろとソブラジの世話をやいたり復縁までしてるようです。
なんでなん?なんでみんな見抜けないのか。。
でも私も人のこと信じやすい性分なので以後気をつけようと思いました。
特に旅行中だとテンションが上がって、親切にされるとすごくうれしくなってしまうので。。そしてよく物売りに物を買わされたりする。。
マリーのファッションが素敵
このドラマを二回もみたのは、
1,アジアのゆるい雰囲気が好き、旅行いきたい、(コロナで)いけないので感じたい。
2,マリーの70年代のファッションがすごく素敵。
以上です、笑。
ドラマを、話的な視点からみる人と、映像的な美しさからみる人と、またはその2つで楽しむ人といると思うのですが、私は圧倒的に二番の、「映像的な美しさからみる」です。
話も面白ければいいいのですが、私にとって大事なのは映像美なんですよね。
たんに画面や風景が美しいだけでなく、インテリアや小物、家具の配置や色のバランス、そしてファッション!
マリーの頭のスカーフ、大きすぎるサングラス、ゴージャスなイヤリング、フレアズボンかドレス、旅行や移動中はパンツスタイルといった格好が本当に素敵。
ソブラジも筋肉マッチョでお尻がぴったするズボンに、胸の空いたシャツでマリーをエスコートする感じはとても素敵です。
なんといってもタイの雰囲気。外交官ヘルマン・クニッペンバーグの住んでいる豪邸は庭が広く、池もあります。家から庭がシームレスにつながっている構造なので、タイのお金持ちはこんな暮らしをしているのかと想像しました。なんかでも庭と家が繋がってるので、暑そうですけどね。
ソブラジたちが住むマンションには大きなプールがあり、そこでは夜な夜なパーティが行われます。そんな雰囲気が70年代のヒッピー文化と合わさってすごく素敵なんですよね。
まぁ、そこで恐ろしい殺人が繰り返されてしまうのですが。。。
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Kanako Okamoto
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