最後の絵本制作
最後の絵本制作
こんにちは、イラストレーターの岡本かな子です。
本日絵本の編集さんとの打ち合わせでした!
編集さんに全てのページを見てもらうためにPDFにして毎回送付してたのですが、その数なんと26回。最初の方は文章だけだったり、絵だけだったり、数枚を一枚の紙の中にまとめた案だったりするのでそういうのも合わせると何回やりとりしたのかわからないくらいになっています。
それでもこの絵本は出版まで超最速らしくて、普通は2年とか3年とかかけてつくるもの。
私の場合、先に展示をすることを決めていて、そのあと絵本のお話がきたので
「では個展を出版記念の展示にしたいです!」
といってしまったので締め切りが決まっている状態でした。
この締切がある状態だったので、編集さんにもデザイナーさんにもとても悪かったなぁと今では思っています。
こんなに初心者のくせに、、ほんとすいません。。
編集さんと、デザイナーさんと、校正さんの視点
本日の打ち合わせでは、編集さん、デザイナーさん、校正さんからの意見をお聞きしました。
校正さんからは、文脈や文字の持つ意味、一般的な観点からしての合致などやや普遍的なご意見、デザイナーさんからはデザイン的、絵的なご意見、編集さんからは文字の持つ意味やリズム、絵の配置など総合的なご意見、どれもプロの視点なので身の引き締まるような思いで聞いていました。
思いもよらぬことや、ごくごく小さなこと、一番恥ずかしかったのはプロフィールにあった多々の間違いでした。
代表作の装画の本の発売時期や出版社、特技の名称の変更などあらゆることを検証、リサーチして間違いを指摘してくださるので本当に脱帽というか「まいった!」という感じです。
文学作品の装画を描くときは、たまに校正の赤字のはいった原稿を読むときがあります。
その赤字の多さや指摘の鋭さを、前は俯瞰してみていましたが、いざ自分のこととなると背筋がピン!となるようです。
それから私にはこんな仕事絶対にできない!と思います。
性格的にO型だし、大雑把だし、なればいいや〜と思っているたちなので、こんなに合理性をついて細かい仕事、素晴らしいなぁと!
そしてこのようなすごいプロの方とお仕事をするのはとても楽しい。
一人でオリジナル作品を描いているのもそれはそれで楽しいのですが、見てもらう人や、一緒につくりあげる人がいるというのはなんて幸せなことかと思います。見せること、指摘してもらうことによって作品の精度が毎回上がっていることに興奮します。製作者の名前が出るのは私だけなのに、その背景にいろんな人が関わっていることに感謝でいっぱいの気持ちが溢れるのです。
絵本制作は心から楽しい!
だから今、見本ができる日や店頭に本が並ぶ日、出版記念の個展の日などが決まり、この制作が終わりに近づいているのでうれしくもあり、悲しくもあります。
ずっとずっと絵本をつくっていたい、そんな気持ちでいっぱいです。
いろいろとまだまだ書きたいことはあるのですが、それはまた次回に!
おやすみなさい。
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